釣りバカが本気で選ぶ「初心者」に最低限必要なもの&道具をまとめてみた。

釣りバカが本気で選ぶ「初心者」に最低限必要なものまとめてみた。

釣りは週に5回、酷い時は週6回、1、2時間でもいいから海に向かい釣りをしている私ですが、長年釣りをやってると「あれも必要だこれも必要だ」と後から必要なものがどんどんでてきます。

ときには無駄な買い物もあれば、釣り場でいざ無くて困ったものなどがなど、釣り人なら経験をしたことがあるのではないでしょうか。

何度も釣行を続けていくと釣りに必要なものをある程度精査できるようになり、最小限に持っていくようなちゃんとした準備ができるようになりますが、これから釣りを始める初心者にとってはその感覚も分からないしそれを理解するにはなにせハードルが高い。

たにせん

そしてこれから釣りを始める自分の友人がいたとして、自分の釣りの経験から最低限これだけは持っておけという釣り道具をまとめました。

もくじ

これから始める初心者の釣りに必要なもの

道糸もしくはリーダー

釣りをする上で仕掛けのハリを結ぶ重要な場所(ハリス)だったり、リールに巻く道糸だったりラインは欠かせない存在ですが、道糸はリールを購入する際に一緒に購入すると釣具屋さんなら巻いてくれるところが多いです。

フロロカーボンのリーダー

ハリスとなるリーダーは何を釣るかによりますが、アジなどの小魚であれば1号〜2号、シーバスや中型の青物(ぶりの幼魚やサバ)などであれば3号〜4号、大型根魚や大型の青物なら6〜10号あたりが自分的には目安です。

リーダーにはフロロカーボンという耐摩耗性が高いものを選ぶのがおすすめです。

釣りたい魚種おすすめのリーダーの号数
アジ、イワシ、カマス、メバル1〜2号
カサゴ、サバ、アオリイカ、シーバス、クロダイ3〜4号
ヒラメ、マゴチ、ブリ、キジハタ、アカハタ、オオモンハタ、タコ、タチウオ4〜6号
クエ、ウツボ6号〜10号
lb(ポンド)表記がややこしいのでここではリーダーの号数で目安を表示しています。

私が普段からリーダーに使っているフロロカーボンはヤマトヨテグスのショックリーダーです。値段が安くて強度もなかなかあるので、このメーカーのフロロを1号〜7号あたりまで狙う魚種に合わせて全部そろえています。

ちなみにリーダーにはこういった百均のストッパーを付けておくと糸の取り出しや収納が楽で使い勝手が良いです。

水汲みバケツ(バッカン)

バッカン

釣った魚を活かしておいたり、締めた後の血抜き、また自分の足元を餌などで汚してしまった際に海水で流したりなど色々な用途で使える必須のアイテムです。

水汲みバケツ(バッカン)はダイソーや釣具屋などで数百円のお手軽に使えるものや、3,000円ほどの素材や創意工夫されたアイデア製品まで様々です。

釣具メーカーの価格もそこそこの製品であれば、素材も頑丈なのでちょっとしたことで紐が切れたりバケツ部分が壊れたりせず1年もしくは2年と長い釣行で使い続けられます。

竿立てがついている透明なバッカン

最近では竿立てがついたバッカンを使っていますが、水を汲んでおけば重りになるので、短めのロッドであれば立てかけることもでき、ロッドやリールに傷がつかず保護できるので一石二鳥です。

がまかつ(Gamakatsu)
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またコンパクトに折りたたむこともできるバッカンもありなるべくかさばらず身軽な状態で釣り場に向かいたいならこういったタイプも楽ちんです。

ティクト(TICT)
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ダイソーの600円の活かしバケツ

ダイソーからもチャック付きで釣れた魚を活かせるバッカンが550円で販売されていますが、紐の強度には注意です。

たにせん

このダイソーのバッカンを買う場合は私自身は過去にちょっとやらかしたことがあるので、結び目が外れてしまわないか使う前にチェックしてみてください。

クーラーボックス

クーラーボックス

釣った魚を新鮮に保管するためのクーラーボックスは釣りには欠かせないと思います。

冬などの寒い時期はクーラーを持ち歩かずバッカンに入れてそのまま帰ることもありますが、それは家から近い海に釣りに来ている場合などに限るので、遠方へ釣り行く場合や温かい時期はクーラーボックスは欠かせないでしょう。

竿立ても付属する便利なクーラーボックス

私が使っているクーラーボックスはダイワの「クールラインα」というシリーズで、竿立てや小道具入れもセットで売られているものがお得感があります。

またクーラーボックスは素材によって保冷力が変わり、真空断熱パネル > 発泡ウレタン > 発泡スチロールの順で保冷性が変わりますが、1日の釣行程度なら発泡ウレタンぐらいまでで十分だと思います。

フタが外せるクーラーボックスだと洗いやすい

ちなみに上記の写真のダイワのクーラーボックスは発泡ウレタン素材で、10Lタイプなら最大キープが35時間(中に入れた氷が完全に溶けるまでの時間)となっているので近辺の釣りには十分な保冷力があります。※15Lタイプなら最大38時間。

クーラーボックスはそこそこ頑丈で耐久性が高いものが多いので、5〜10年は使い続けられることを考えると最初から良いものを入手しておいた方が良いです。バーベキューや長時間移動のアイテムとして釣り以外にも用途は幅広いです。

たにせん

船で釣りをする予定なら横幅が50cm以上の大型用、お気軽に堤防からの釣りであれば横幅30〜50cm以下がおすすめです。

プライヤー(ペンチ)

プライヤー、ペンチ

釣れた魚の口から針を外したり、曲がってしまったフックをもとに戻したり、フックを交換したりなど特にルアー釣りをする人にはあったら便利な道具です。

もちろん魚を素手で触ることができて指で針を掴んで外せたり、ルアーをあまり使わないという人にはあまり必要は無いけども毒魚や大きく暴れる大型の魚などの場合は手で触れずに針を外せるので、危険回避のため一つは持っておきたい。

ダイワ(DAIWA)
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ロッドケース

釣り竿を保護しやすいハードロッドケース

釣り竿は雑に扱っていると折れやすいです。特に細い繊細なロッドなどを使っている場合はなおさら保護すべきでしょう。

車での移動、歩いての釣り場までの移動中、釣具の積み下ろし中などどこかにぶつけてしまったり落下の危険性があるため、ソフトケースよりはハードなロッドケースを使うのがおすすめです。

アブガルシア(Abu Garcia)
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物によっては釣り竿を複数入れて持ち運びができるケースがありますので、私的にはアブガルシアのロッドケースがコスパが良くておすすめです。夜は夜光でライトに反射して光ります。

ラインカッター

コンパクトなラインカッター

針を結んだり、リーダーを結んだり、仕掛けを付け替えたりなどライン(釣り糸)をカットするシーンは頻度が多いので、ラインカッターは必須です。

もちろん百均で購入できるハサミなどでも良いですが、荷物としてかさばりますし毎回取り出しが不便なのでできればコンパクトなものがおすすめ。

ラインカッター

私の場合はバッグに装着できるピンオンリールとセットになったものを使っていますが、わざわざタックルボックスからハサミを取り出す必要もなくてすごく便利です。

装着が安全ピンタイプ

装着が回転式クリップタイプ

フィッシュグリップ

釣れた小魚を手を汚さず暴れないようにしっかり掴んだり、毒魚を釣り上げてしまった場合でも手で触れずに魚を掴むことができるのでフィッシュグリップもしくは、フィッシュホルダーのいずれかは必ず持っておいて損はないです。

フィッシュホルダータイプ

フィッシュグリップ

口が大きい大型の魚などには口に挟んでフックさせるフィッシュグリップタイプが良いです。

フィッシュグリップタイプ

大型の魚なら口を掴むタイプのフィッシュグリップ

ただ魚を手づかみでつかめる場合や、慣れている方でなるべく手荷物を減らしたいという方ならあまり必要がないこともあります。

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タックルボックス

タックルボックス

釣りをしていくと何かと道具や仕掛けが多くなってくるので必要最低限の釣り道具を持ち運ぶための整理としても役立ちます。

またこのように竿立てがカスタムして装着できるタイプだとロッドやリールを地面に直置きせずに済みますし、大切なタックルの保護にも繋がります。

またこのダイワのタックルボックス TBシリーズは開けた蓋側が垂直な台になり、作業台としても使えまた価格もお手頃なのですごく使い勝手が良くコスパも最高です。

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使い勝手が良かったので、大きめのサイズも購入しました。車の細々した釣具のケースなどもすべてこれに入れて車内がスッキリしたので買って良かったです。

サイズも豊富なので価格が安いメーカーから高いメーカーまであり、メーカーが違ってもロッドスタンドの互換性があるものもあります。

私の場合はこのダイワのタックルボックスにメイホウのロッドスタンドを装着しています。ダイワのロッドスタンドは高いので互換性があるこのメイホウで十分です。

格安なツールボックスもおすすめ

釣具メーカーではないですが、3COINS(スリーコインズ)で販売されているツールボックスは880円の価格ながら、釣具との相性は抜群。

買い揃えていくうちに整理が大変になる釣具の小物はこういった複数の段差があるボックスで収納すると開いた時にアイテムをひと目で確認することが出来ます。

詳しくはこの記事で解説しています。

バッグ

釣具を入れるバッグ

釣り専用のバッグはリュックタイプからショルダータイプ、ヒップバッグなどタイプ別で見るとピンからキリまであるんですが、釣りは結構体を動かしたり移動することも多いので機動性を考えるのが一番良いです。

もちろん、スポーツ系のメーカーのバッグを買うのもいいんですが、ペンチ入れやロッドスタンドがついたようなものはどうしても釣り具メーカー専用のバッグの方が強いです。

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持ち運ぶ釣り道具の多さによってサイズを自分で選ぶ

どれくらいの道具を持ち運ぶのかによってしっかりとサイズ感や動きやすさなどを重視して選んでみるのがいいでしょう。

ライフジャケット

ライフジャケット

万が一の海への落下などで命が助かる可能性が高まるライフジャケットはどこで釣りをする上でも装着しておく必要があります。

できれば国土交通省型式承認品か、サクラマークが表示されたものを使うのが最も生存率に影響するので多少高くはなりますが、命と引き換えて考えれば安いものではないかと思います。

私は船舶でも義務付けされているタイプAのものを常に腰に装着しています。

ファミリーなら子供用ライフジャケットは必須

小さい子供がいるファミリーでの釣りならなおさら子供向けのライフジャケットを用意してあげましょう。小さい子供の方が海への落下率が高いので必須です。

ヘッドライト

日中の明るい時間限定で釣りをするのであればヘッドライトは必須ではありません。

自分の最強釣りライトは「SeaBonds ヘッドライト」にたどり着いた

ただし夜の釣りや日が昇る前の早朝や夕方から日没に差し掛かる場合など辺りが暗い状態で釣りをするのであればヘッドライトは必須アイテムになります。

特に釣り場は視界が狭くなると一気に危険な場所へ豹変してしまうので、身の安全を確保するためにもライトは所有しておいたほうが良いでしょう。

また通常の白ライトで水面を照らしてしまうと辺りの魚が警戒して離れてしまう可能性があるため、赤ライトの切り替えも可能なヘッドライトがおすすめです。

たにせん

最近では長時間の照射やUSB-Cでの充電に対応し、雨が振っても防水機能が強化されている製品もあるので、釣り以外の用途でも活躍してくれるかもしれません。

防水機能・長時間バッテリー・明るさでトータルバランスが最高なヘッドライトをレビューしています。

あったら便利な道具

必須ではないですが、釣行を繰り返していき、ある程度釣りの知識がついて来た頃にあると便利だなーと感じてきた道具一覧は以下です。

小物入れ

釣りは針、サルカン、スナップ、ルアー、ウキなど細かな道具が非常に多くなってきます。そういった時には小物入れがすごく役立ちますし、細かな道具の整理もできます。

私はダイソーで販売している「おくすりケース」がコスパが良くて色んな形があるのでスナップや釣り針などの整理に非常に役立っています。

釣具屋で小物入れを買うと平均して200〜500円ほどかかるので、ダイソーのこのおくすりケースは経済的でアイテム整理にもってこいです。

タモ

砂浜の釣りでは必要が有りませんが足場の高い場所での釣りや小型以外の魚を狙うことが増えてくれば必須となるアイテムです。

タモ

大型の魚を磯や堤防から狙う場合には必須となるタモです。大体500g以上の重量となる魚になると竿だけで引き上げるのは困難になりますし、大事な竿が破損しかねません。

タモの柄の長さは5m〜のものがおすすめで、最初はAmazonなどで売っているセットのもので良いと思います。

タモ網を折りたたむことができるタモジョイントがあるとさらに便利

また玉網部分を折り畳めるようにタモジョイントというものを間に挟んであげると持ち運びや車内へコンパクトに詰め込めます。

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このタモ網やタモの柄もカーボン採用の軽量なもから高額なものまでこだわっていくと増えてきてしまいますので、初心者なら安いもので十分です!

かっぱ

かっぱ

雨の日も釣りをすることがあるのであれば必須アイテムとなるかっぱ(レインスーツ/レインウェア)。

近所にワークマンなどがあれば比較的安く手に入りますが、安すぎると夏や暑い日は透湿度が10000を超える数値のものが、蒸れることなく快適に使えます。

カッパに関しては釣具メーカーのものよりワークマンの方が耐水性や通気性の表記がわかりやすく解説されているのでそれを基準にワークマンで購入するのがおすすめです。

竿立て

竿立て

ブッコミ釣りという餌を付けて気長に待つ釣りなどをする際によく使われる竿立てで、釣り竿やリールの保護にもなりますし立て掛けておいてアタリを待つというときにも使える便利なアイテムです。

常に竿を持っているような釣りではあまり使われませんが、放置して待つ釣りが多い場合は持っておいた方が良いでしょう。

砂浜で突き刺して使える竿立て

特にサーフでの釣りは直に置くとリールに砂が入り込んでしまい故障の原因となるため、コンパクトでロッドを立てておくことができるサーフスタンドが役立ちます。

そこでなるべく手荷物を軽くしたい場合ならコンパクトで砂地に直接に差し込めるタイプの竿立ても持っておくとかさばらずさっと取り出したりバッグやライフジャケットのDカンにカラビナで装着しておくこともできるので便利です。

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ウェーダー

サーフで波打ち際まで寄って遠投やルアーフィッシングをするのであれば濡れずにすむウェーダーも便利アイテムの一つです。

普段から堤防や磯などでの釣りが多い場合は特に必要はないですが、砂浜での釣りが多い場合はやはりあった方がいいです。

冬は寒い風を防ぐ効果もありますが、夏はかなり暑く、数時間釣行をすると汗びっしょりになります。

今後も釣行において便利だなと思うものや持っておいて損はないと思える道具があればその都度追記していきます。

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