先日美容にとても厳しい知人と会話をしていた際、「鶏肉以外、特に牛肉は体に悪いから絶対食べない方が良い」と意見をもらいました。
担当のパーソナルトレーナーにそう言われたとのことでした。ライザップなどでは積極的に牛肉の摂取を進めているけれどどううなのでしょうか?
その知人曰く「ライザップなんて信じてはいけない」と。牛肉が好きな編集部ライターの間では「実際はどうなのだろうか??」と大討論会が行われる事態に。
実際に牛肉は体に良くないのでしょうか?まとめてみました。
【結論から】牛肉は体に良くない

調査の結論から解説すると「牛肉は体に良くない」という結果に。
牛肉が体に良くないというのは少し言い過ぎかもしれませんが、牛肉には体に良くないものがたくさん含まれていました。
本当に体にいい食材は5つしかなかった?
数多くの専門機関の信頼できる研究によると、本当に健康に良いとされている食品は5つのみ。
・魚
・野菜と果物(フルーツジュース、ジャガイモは含まない)
・茶色い炭水化物
・オリーブオイル
・ナッツ類
健康/体に良くない食品
反対に健康に悪いとされてものの中にはこのように牛肉が含まれていました。
・赤身肉(牛肉や豚肉。鶏肉は含んでいない)
・ハムやソーセージなどの加工肉は(特に体に悪い)
・白い炭水化物(パンや米、麺類など)
・バターなどの飽和脂肪酸を含むもの
健康に良くないけど食べてもいい

牛肉を含む体に良くない食品は数多くありますが、決して食べるべきではないということではないようです。
人は好きな食べ物を我慢したり、食べられない期間が続くとストレスがたまります。好きなものを食べている時間はとても満たされるし、優しい気持ちになれることだってあります。
食べたいものを我慢してイライラして、毎日の食生活に楽しみや美味しさを感じないのは、例え健康になっても人生が全く有意義ではありません。
ほどほどに摂取しながら自分にとって「いい食生活」をすることをおすすめします。
ストレスのない健康にいい食事×肉×魚

魚は循環器系疾患のリスクを引き下げ免疫機能の抗炎症効果があるω-3脂肪酸などの不飽和脂肪酸を含んでいますので積極的に食事で摂取したいメイン食材ですね。
魚は健康にいい食事の代表です。
2番目に体にいいと言われているメインになる食事は「鶏肉」です。牛肉や豚肉を食べるよりは鶏肉を食べた方が体にいいと言われています。
カロリーも高くなく(調理方法によりますが)ヘルシーです。しかし、鶏肉には脂肪もやや多く含まれているので食べ過ぎには注意しなければいけません。
そしてほどほど(控えめ)な摂取が推奨されるのが牛肉、豚肉、ラム肉、馬肉、羊肉などの未加工肉である赤い色をした肉です。
牛肉の1日に摂取してもいい量は?
牛肉や赤身の肉の1日に摂取が推奨される量はなんとたった23gでした。
毎日100g以上の牛肉を食べ続けると脳卒中や糖尿病、直腸癌のリスクが上がるそうです。(確かに私の上司(女性)は牛肉やステーキが大好きで70代で直腸ガンでなくなりました。)
牛肉は決して食べてはいけないということではないようですが、健康面を気にする場合は摂取しない、たまに食べる、少量にするなどのコントロールをすると良いようです。
でも、アンチエイジングには牛肉を食べると良い

『医者が教える最強の食事術』(白澤卓二・監修)によると、日本人は高齢になればなるほど、食事でのたんぱく質摂取量がどんどん低下していくため、健康を維持するには高タンパクな牛肉を積極的に摂取することが効果的とされているのです。
白澤医師といえば、日本アンチエイジング界の第一人者で、お茶の水健康長寿クリニックの院長でもあります。
どうしても年齢を重ねると食事量もそれほど多く食べれなくなってくる場合も多く、それによって不足したたんぱく質を効率的に摂取するにはお魚より赤身などの肉がより良いとの見解なのです。
もちろん牛肉などの赤身肉の食べ過ぎは良くありませんが、パワーの源には脂質も必要。
たまには牛肉を食べても良い、食べない方がいいと専門家の間でも意見が別れていますが、病気が引き起こされるリスクに慎重になるのか、効率的に栄養を摂取することに着目するのかという違いなのでしょう。